パワストーン。石のカタチが持つエネルギー【丸形】【四角形】

パワストーン。石のカタチが持つエネルギー【丸形】【四角形】

【丸形】
2次元では円、3次元では球になりますが、丸というカタチは、始まりも終わりもない完全なるものの象徴とされ、古来よりさまざまな場面で活用されてきたカタチです。

古代ギリシャのアポロン神殿は円形、アイルランドのニューグレンジも円形、世界各国で円墳が見られますし、また、伝説上の巨大な島アトランティスにあった王都は同心円形構造で建築されていたとされています。

魔術などで用いられる魔法円は、描かれた円の中で術を行う魔術師が悪霊を寄せ付けないようにする結界として用いるものです。

このように、丸というカタチにはマイナスのエネルギーをシャットアウトする効用があるとされ、護符の役割が備わっていると言われます。

パワーストーンアクセサリーとしてもポピュラーな、ブレスレットやネックレスなどに用いられる石は球形なので、邪気を寄せ付けない効果が期待できます。占いなどに使われる水晶玉が球状であることも印象的ですね。


【四角形】
辺が4つあるのが四角形ですが、4という数字にはさまざまな意味が象徴されます。春夏秋冬という時節の区分、東西南北という方角の区分、また聖書や神話の世界にも、ミカエル、ガブリエル、ウリエル、ラファエルという4大天使が存在するなど、4にまつわるいろいろな事例があります。

丸と四角は対照的に用いられることも多くあり、丸が宇宙や天界を象徴する図形であるのに対し、四角は地上や人間を象徴する図形とも言われ、それは、丸形天井の下に四角い御堂が組み合わされている西洋の寺院建築などに表されています。

四角というカタチは区分や大地を象徴するという点で、かっちりとした安定感を促進させるエネルギーの象徴です。自信が持てなくなったり、迷いが生じたりしたときには、四角いパワーストーンを身に付けることで前向きな気持ちを取り戻せるかもしれません。

 

パワーストーンを感性で選ぶ

同じ種類のパワーストーンでもひとつひとつに個性があり、人によって感じられる印象や存在感の大小が異なります。

たくさんの石の中から選ぶとき、輝きや艶といった見た目、触ったときに心地よさやしっくりくる感じなど、魅力的に思える石ほど、自分に効果的に影響を与えてくれるパワーストーンと言っていいでしょう。

パワーストーンの本などにはいろいろな効用が説明されているので、自分の望む効果が期待されるものを身に付けるということも良いのですが、そういった形式的な選び方だけではなく、その石と出会ったときの印象や、手にしたときの満足感といった感性で選ぶことも、自分が必要とするパワーストーンと縁を結ぶための重要な方法です。

石を手にしたときに暖かさを感じさせたり冷たさを感じさせたりすることがありますが、心惹かれる体感で選ぶのも良いでしょう。今の自分に必要なエネルギーをもたらしてくれるパワーストーン、今の自分をより良い方向に導いてくれるパワーストーンは感性にうったえてくるものです。

パワーストーンの産地

石にも、人間と同じように生まれ故郷があり、どこでできたものかによって個性があります。その石の持つ個性を慈しみながら付き合っていくことで、より石のエネルギーを受け取れるはずです。

現在は、世界各地から発掘されたパワーストーンが市場に流通しています。長い年月を経てその地で作られた石は、当然ながらその土地の地質や環境によってそれぞれ違いが生まれます。

たとえば、クリスタルクォーツという石は世界のあらゆるところで産出されますが、ブラジル産のものは凛とした潔さがあり、ロシア産のものには熟感があると言われています。また、マダガスカル産のクォーツは独特のやわらかな艶があったりします。

こういった産地による違いや個性は、同じ種類のパワーストーンであっても、エネルギーの波動、効用に変化が生じることがあると言われているので、いろいろな産地のものを試してみるのも良いでしょう。

市場に流通している量の大小によって、産地による価格の違いはありますが、高価な産地のものだから誰しもに大きな効果をもたらしてくれるというわけではありません。今の自分に合うパワーストーンというのは、しっくりと手になじんだり心が惹かれるものです。

持っている石の出身地を調べてみたり、自分が好きな国で産出された石を選ぶといったこともおすすめです。

 

 

 

パワーストーンの硬度と靭性(じんせい)

パワーストーンをはじめとする鉱物には硬さを示す、モース硬度という指標があります。傷つきにくさ、と言っても良いでしょう。モース硬度は、いちばん硬いダイヤモンドを10として、数字が小さくなるほど傷つきやすいものです。

<モース硬度の例>
モース硬度10 ダイヤモンド
モース硬度9 ルビー、サファイヤ
モース硬度8 トパーズ
モース硬度7 クォーツ
モース硬度6 長石
モース硬度5 アパタイト
モース硬度4 フローライト
モース硬度3 カルサイト
モース硬度2 石膏
モース硬度1 滑石

パワーストーンにおいての硬度は、その石の持つエネルギーの強さの指標のひとつでもあります。硬度の高いパワーストーンは、簡単に傷つくことがなく頼もしい存在となりますが、身に付ける人が弱っているときには、パワーが強すぎて疲れを増幅させてしまいかねないこともあります。そんなときは、硬度の低い石が、細やかな癒しを与えてくれるかもしれません。

パワーストーンの強さというのは、モース硬度で示される傷つきにくさの他、靭性(じんせい)という、衝撃に耐えられる強さ、割れにくさを表す指標もあります。ダイヤモンドは最も傷つきにくいけれども、金づちで叩いたときには割れやすく、逆に、パール(真珠)や翡翠(ヒスイ、ジェイド)は傷つきやすいけれども、衝撃に対しては強くて割れにくいといったことが言えます。

概して、硬度の高いパワーストーンは他人に影響されにくいエネルギーを宿し、靭性の高いパワーストーンは粘り強さ、本質的な強さを持っているとされています。

人も同じで、パワフルな友人が魅力的である一方で、デリケートで癒されるような友人も同じく魅力的でしょう。

パワーストーンの硬度や靭性も、どういうものが良いということではなく、自分の精神状態や体調に合わせて、硬度の高いもの低いもの、靭性の高いもの低いものを持ちかえてみることをおすすめします。

 

 

 

美と健康に効果のあると言われるパワーストーン

美と健康に効果のあると言われるパワーストーン

11世紀末、中世フランスの司教であったマルボドゥスが著した「石について」という書物には、鉱石の薬効や神秘的な効用についての記述がありますが、21世紀の現代でも、パワーストーンには身体の不調の改善に効果があると信じられている石が多くあります。

・アンハイドライト
自分を素直に表現できるようになることで、心を活き活きとした状態へ向かわせてくれて、アンチエイジング効果があるとされています。

・サンストーン
自信を持てない状態から脱出して前向きな気持ちを促してくれると言われています。

・パール
母性や子宝の象徴とされており、妊娠、安産祈願、安らぎを与える効果があると信じられています。

・エメラルド
クレオパトラが有名ですが、目を美しく見せる、目の力を培う、目を癒す効果があるとされています。

・ストロベリークォーツ
美と愛を象徴する石として知られており、人を愛する気持ちを高め、若々しい雰囲気を与えてくれる力があると言われています。

・ラリマー
自分が自分らしくいられるように、心身のバランスを整えてくれる効果があると信じられています。

・ガーネット
深紅の色合いから血液との親和性があるとされ、落ち込みがちな気分を励まし勢力を活性化してくれると言われています。

・ゼオライト
心身の疲れ、ストレスによってふさぎ込みそうな気持を明るい雰囲気にしてくれる効果があるとされています。

・ロッククリスタル
浄化作用のあるパワーストーンとして代表的な石です。心身の浄化はもちろんのこと、他のパワーストーンの浄化にも重宝されます。

 

当然ながら、身体の不調や症状の種類によっては適切な治療を受けることが必要ですが、“病は気から”ということわざがあるように、気持ちの持ちようが少なからず体調に影響を与えることは、科学的にもある程度の裏付けがあります。

自分の心身の状態を自分で感じとり、自身でケアができることも大切で、そのサポート役としてパワーストーンを利用することが適切ですね。

 

詳細はこちら
パワーストーン|ヒラオカ宝石

 

 

 

 

 

 

 

 

石と人との関わりの歴史

石と人との親密な関わりが古来より続いていることは、紀元前300年代にすでに、アリストテレスが関与したとされる「鉱物書」という書物が出されていることからもうかがい知れます。

また、古代ギリシャの詩人オルフェウスによる「リティカ」という石の詩集があり、古代ローマのプリニウスによる37巻にも及ぶ「博物誌」にも、岩石や宝石についての記載があります。

中世ヨーロッパの時代には、石についての学問的な側面よりも、石の神秘性、魔術性といった部分に焦点を当てた書物が多く出されていて、その中でも、マルボドゥスが記した「石について」という本がよく知られており、医薬的効能についても記述されていて、パワーストーンの古典とも言えるものでしょう。

その後も石についての書物は数多く出されており、人々がいかに石、宝石、鉱物に対して関心を持っていたかということを物語っています。

さらに、神の教えを説く聖書の中にも石や宝石に関する記述が2000箇所もあると言われていて、石や宝石が、神秘性と深い関りを持っていることが分かります。

このように歴史を通して、人と石はともに生活を築き、石を愛で、そのエネルギーを授かってきているのです。

 

 

 

エメラルドを愛したクレオパトラ

石については、語り継がれているいろいろなエピソードがあります。

有名なところでいえば、エメラルドをこよなく愛した古代エジプトのクレオパトラの物語があります。

クレオパトラは、なんと自分専用のエメラルド鉱山を所有していたと言われています。

また、クレオパトラと言えば、眼のふちに青いアイシャドウを付けている姿を思い浮かべる人も少なくないと思いますが、あれは、マラカイトという石を細かく砕いて粉状にしたものを化粧品として使用していたと伝えられています。

また、化粧品という位置づけだけではなく、目の病気を防ぐ薬効説や、魔除けとして使われていた節、創造力や洞察力を養うためのパワーストーン説など、さまざまな説があります。

古来より石は、人と深く繋がっていて、お守りや護符として袋に石を入れて持ち歩いたことに始まり、石を加工して形を整えたり磨き込んだりして、剣や弓といった武器などにはめ込んで戦いの勝利や無事を願ったりするようになったと言われます。

さらには、王冠や、指輪、ネックレス、ブレスレットといったアクセサリーへの利用といったふうに用途が広がっていきました。

今日、私たちが身に付けるおしゃれのための装飾品も、もともとはお守りや護符としてのルーツがあるのです。

 

 

 

パワーストーンQ&A

パワーストーンQ&A

Q. 値段が高いパワーストーンの方が効果はあるの?

A. 石に心が惹かれるなら値段は関係ありません。

ある程度の品質や価格が高いものの方がエネルギーは強いというケースはありますが、値段が安いからといって自分に効果が弱いということではないので、あまりこだわらなくても良いでしょう。

基本的には、その石に心が惹かれるような感覚があるなら、値段は関係ありません。その石を欲しいという気持ちが湧いてきたのであれば、その石からのエネルギーを受信しているということの証明なので、きっと力を貸してくれるはずです。


Q. パワーストーンが割れたり無くしたりするのは悪いことが起こる兆候?

A. 心配無用です。自然に起こり得ることです。

パワーストーンを割ってしまったり、無くしてしまったり、ブレスレットのゴムが切れたりすると、何か悪いことが起こる兆候ではないかと不安になる方もいるかもしれませんが、心配無用です。

石が割れる、石を無くす、ということは自然に起こり得ることです。また、邪気から守ってくれたというケースもあります。今までありがとうという気持ちを込めて新調して問題ありません。


Q. 何種類ものパワーストーンを身に付けても良い?

A. 自分の望んでいることに適した石を複数身に付けることは良いことです。

とはいえ、あらゆる運気をアップさせたいからといって、金運、仕事運、恋愛運、対人運等々すべての効果を求めていろいろな石を集めて身に付けることはあまりおすすめできません。

そのときに自分がいちばん求めている願いに合った石を身につけて、その願いが成就したら次の願いに合った石を身に付ける、というスタンスが好ましいでしょう。

また、パワーストーンに頼りっきりにするのではなく、自分磨きも忘れずに、親友とともに切磋琢磨するイメージで付き合うことが大切です。


Q. パワーストーンは大きい方がエネルギーは強い?

A. 大きさにはあまりこだわらなくても良いでしょう。

大きくてエネルギーが感じられる石もあれば、大きいのにそうでもないものもあり、小さくても強力なパワーを感じられるものもあります。

その石に触れたり、手のひらに乗せてみたときに、親近感を感じたり、温度を感じたり、何とも言えないような、安らぎや満足感、幸福感を感じたりしたものは、石からの信号を受け取っている、エネルギーを与えてくれる石であると言えます。

 

 

 

人と石との深い関わり

パワーストーンという言葉が使われるようになったのは1990年代頃からです。

今のように一般的に天然石をブレスレットとして手首に付けたり、ペンダントとして首に掛けたりするようになったのはそんなに古いことではないのです。

そう聞くと、パワーストーンというのは単なる近年の流行なの?と思ってしまうかもしれませんね。

パワーストーンという言葉の歴史はそれほど古いものではないものの、石というものの歴史となると、一気に何百年、何千年、何万単位でさかのぼることになります。

地球が誕生したのは今から46億年前と言われているのに対し、世界史として記録が残っている時代という意味での人類の歴史を見ると、紀元前も含めて5000年くらいでしょうか。

地球誕生から現在までを1年間とすると、人類の誕生は大晦日の夜遅くになると言います。

ここで石の歴史ということに目を向けてみると、石は地球誕生の初期からこの地球上に存在していたと言えます。

石の立場からすると、人類はかなり最近の生き物ということができるでしょう。

有史以前の何万年前には、旧石器時代、新石器時代といった、石と密接な関わりのある時代があります。

石で様々な道具を作ってきた他、石や鉱物を細かく砕いた粉を使って洞窟などの壁に絵を描いたものが残っています。

壁画では、スペインのアルタミラ洞窟、フランスのラスコー洞窟などは有名ですし、イギリスのストーンヘンジのような巨石を組み合わせた遺跡があったり、日本でも巨石を祀っている神社があります。

古来より石に宿るパワーを人々が信じていたことがうかがえるものです。

パワーストーンを身に付けたり、部屋に置いたりすることは、連綿と続く石と人との関わりのひとつのカタチと言えるでしょう。

 

 

 

恋愛に効果的なパワーストーンの組み合わせ。出会い。傷を癒やす。相思相愛。長く続ける。

恋愛に効果的なパワーストーンの組み合わせ

● 素敵な出会いを引き寄せたい
・ローズクォーツ
・ロッククリスタル

愛と美の女神アフロディーテに捧げられたバラにちなんで名づけられたローズクォーツは、恋愛成就の石として有名です。ローズクォーツを求めるときには、その人の心の奥底に、愛することや愛されることにブレーキをかけている自分が存在しているとも言われます。

ローズクォーツを身に付けることにより、内に秘めたその人本来の魅力を開放し、素敵な出会いが引き寄せられるのでしょう。浄化作用を持つとされるロッククリスタルを合わせることでローズクォーツのパワーが定常的に発揮できるでしょう。


● 傷を癒し新たな出会いに向かいたい
・ローズクォーツ
・インカローズ(ロードクロサイト)
・ロッククリスタル

恋愛のパワーストーンであるローズクォーツと、インカローズ(ロードクロサイト)の組み合わせです。インカローズもローズクォーツと同様に、恋愛成就の石として知られていますが、この石には過去の恋愛での心の傷を癒し、トラウマとも向き合える力を授けてくれるエネルギーを持つと言われています。過去の傷を癒し、新しい出会いに向かわせてくれることを願う組み合わせです。


● 相思相愛になりたい
・スターローズクォーツ
・ガーネット
・ロッククリスタル

スターローズクォーツは、身に付けた人が持つ本来の魅力を引き出し、異性を惹き寄せる力があると言われています。ここに、生命力を象徴する強いパワーを持つガーネットを組み合わせることで、愛をつかみとる情熱、積極性を増すことを願った組み合わせです。ガーネットは、繁栄や実りなどの象徴としても知られており、意中の人との真実の絆を育んでいく手助けをしてくれることでしょう。


● 恋人との愛を長く続けたい
・ローズクォーツ
・クンツァイト
・ロッククリスタル

愛の石ローズクォーツに、無償の愛、無限の愛を象徴するクンツァイトを合わせた組み合わせです。相手に優しく接したいと思いながらも、うまく愛情表現ができないことがあるのも人間です。クンツァイトは、そんな相反する感情の葛藤をほどよく融合してくれる効果を持つと言われており、恋人との思いやりに溢れた関係を長続きさせる効果が期待できるでしょう。